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2006年度医療器具導入

高周波ラジオ波メス、電動ドリルシステム、パンオプテック検眼鏡など

サム動物病院では的確な診断の一助として、毎年、医療設備の充実に力を入れています。

●4.0MHZ高周波ラジオ波メス・サージトロンIEC-3

電気メス以上のシャープな微細な切開が可能、モードにより切開モード/混合モード/止血モードの切替が手元ででき、各種腫瘍摘出手術などで出血を少なくし手術時間を大幅に短縮できます(ラジオサージェリー)
*切開モード 90%切開 10%止血凝固
 混合モード 50%切開 50%止血凝固
 止血モード 10%切開 90%止血凝固
また、高周波エネルギーによる効率的な組織作用でホワイト凝固(炭化させない)の焦げない止血を可能にします。

●電動式骨手術器具(ドリルシステム)

ガス滅菌しか使用できない従来の電動式骨手術器具が、ガス滅菌の規制から手術前の滅菌ができなくなったので、高圧蒸気滅菌(121℃、20分)にも耐えることができる新しいタイプの電動式骨手術器具を導入しました。 

●パンオプテック検眼鏡

2006年2月、ウエルチ・アレン社製の検眼鏡を導入しました。
従来のニコン社製の検眼鏡に比べ、目に散瞳剤を点眼しなくても眼底を見ることができます。
検査目的によっては十分に散瞳させるため、点眼薬を使用することもあります。
ポータブルスリットランプ、トノペン眼圧測定とともに眼科領域では眼底検査器具を使用することがあります。
網膜剥離や眼底の血管の状態、白内障での水晶体の白濁の程度などを検査します。

●双眼ルーペ

メガネなどにつける拡大鏡。細かい手術などに使用します。以前よりある2.5倍に加え、4.0倍と6.0倍の双眼ルーペを導入しました。

●整形外科プレート及びプレート関連器具の買い替え

骨折などの手術の際に使用する整形外科プレートとプレート関連器具を泉工医科工業社製から瑞穂医科工業社製のものに全て買い替えました。