2005年度医療器具導入
デジタルカラー超音波、ウェブモニターシステム、
アコマ吸引器、尿検査分析装置
サム動物病院では的確な診断の一助として、毎年、医療設備の充実に力を入れています。
●フルデジタルカラー超音波
超音波検査とは、人の耳には聞こえない音(超音波)を体の表面にあてて体内の臓器から反射してくる音(エコー)を画像化して診断する検査です。この検査では各臓器の形状や大きさ等をリアルタイムで見ることができます。超音波検査は音を利用しているので、被爆がなく痛みも伴いません。
・従来の超音波と違いデジタル画像なので鮮明画像を可能にしました
1995年超音波(アロカ製)初めて導入
1999年に超音波(東芝製 SSA-320型)買い替え導入
2005年にフルデジタルカラー超音波(東芝製 Nemio)買い替え導入
・従来の超音波と違いカラー映像で心臓の検査もできます
(パワードプラー法、カラードプラ法で血流を表示)
また、パルスドプラ法により心臓の心音を聴取できるのと、画像として表示できます FFT波形
・プローブ(動物に接触させる部分)は3タイプ用意
セクタタイプ、コンベックスタイプ、リニアタイプ
それぞれ検査部位、目的により使い方が違います
*レントゲン検査、各種血液検査以外の第3の診断法として超音波検査があります
カラー超音波は従来のとは違い、カラー映像で血流も分かり、プローブは細く扇状に拡がるので肋骨をさけて心臓まで超音波ビームは到達します。また、腹部臓器ではパワードプラ法を用いて血流から腫瘍性、非腫瘍性を判断でき診断上役立ちます。
只今、心臓の超音波診断学を勉強中
●ウェブモニターシステム
・カメラ2台(固定カメラ、移動式カメラ)にて入院動物の状態を撮影します
・携帯電話またはパソコンで常時、動物を監視できるシステムです
●アコマ吸引器
手術の際に用いる吸引器(サクション)です
手術部位の出血や腹腔洗浄などに用います
軟部外科ではなくてはならない器具だと思います
*用途別に吸引器として3台目の導入
●尿検査分析装置
従来のステックによる尿検査では色の違いで判定するので検査する人によって、検査時間もまちまちで誤差が生じます。
この分析器では一定時間後に器械が検査するので正確に検査結果がでます。
また、検査データーはプリントアウトできます。